建設機械・電車・特殊車両・工作機械などの重量物では、強度を要求されるため、SPHC(熱間圧延鋼板)の厚い鋼板や鋳物が用いられます。例えば建設機械やフォークリフトの運転席の後ろのカウンターウエート(バランスおもり)は、大きな鉄鋳物の塊です。

また家電製品・鋼製家具・物置などに使われる薄物部材として、SPCC(圧延冷鋼板)に化成処理を施すことが主流でしたが、現在では、加工性向上とも相まって、防錆力のある「電気・溶融(合金化)亜鉛メッキ鋼板」が使用されています。

また、すでに塗装されたコイルを加工し、組み立てるというPCM鋼板(プレコートメタル)の採用も目立ってきています。

一方、家電製品では、外板のプラスチック化やガラスコート化が進むなか、オーブンレンジやトースターといった高温が加わる製品は、いまだ、SPCCが使用され、塗装が必要とされています。